2月27日(土)まつもと震災支援ネットオンライン講演会が開催されました。講師は宮城学院大学名誉教授でケア宮城代表の畑山みさ子さん。お話をお聞きして改めて思ったのは人に寄り添うという事です。子どもはストレスを言語化できないので、大人はそれを察知する事が大事です。それには安心する場を作ってあげる事。遊びの場も大事だという事です。恐怖で混乱し縮こまった心と体のケアはゆっくり丁寧に行う必要があります。小さいころから外遊びを禁止され、大きくなっても土に触れない子供もいたそうですが遊びの中で徐々に安心であることを経験すると良いそうです。また、災害が起こり被災した方へのケアはもちろんの事、支援する側も何らかの心へのストレスがかかっているとの事でした。もうすぐ東北震災から10年目を迎えますが、3.11だけが震災ではない事を思いました。再配信があるそうです。日程は後日お知らせします。●保護者がこ子どもの為に出来る事

・温かくして安心させる ・大きな音や混乱から遠ざける ・抱きしめる ・出来るだけ決まった時間に食事をし、睡眠をとるようにする。・ 穏やかに話しかける

●幼児や児童には

・普段より時間を掛けて相手をする。 ・安全である事を何度も言って聞かせる ・悪い事が起きたのはあなたのせいではないと話す ・子どもを保護者や兄弟姉妹、大切な人から引き離さない ・できるだけいつもどおりの生活時間を守る。 ・何が起きたかという質問には簡潔に答え、怖い話をこまごまとしない。

・指しゃぶりやおねしょなど、「赤ちゃん返り」をし始めた場合には見守る

・できるだけ遊んだりのんびりしたりする機会をつくる。

●児童や思春期の若者には

・時間を作って向き合う ・普段の日課をこなすことが出来るように手助けする。

・何が起きたか真実を伝え、現在の状況を説明する。

・悲しむことを認める。強さを求めない。

・日常の約束事を作り、守るようにさせる。

・機会を作って支援に参加する事を勧める。

●子供たちのために大人がすべきこと

・出来る限り保護者や家族と一緒にいるようにし、離ればなれにならないようにする。

・安全の確保・・・負傷者やひどい破壊などの惨状を目にしないようにする。

起きた出来事について動揺させるような話が耳に入らないようにする。

支援活動と関係のない人々やマスコミが取材しないように、子どもを守る。

・聴き、話し、遊ぶ・・・落ち着いて穏やかに話かけ、優しく対応する。

・保護者と一緒にいる場合は、子どもの世話をする保護者を支える

・年齢に応じた遊びをしたり、子どもの関心ごとに付いて簡単なおしゃべりをしたりする。

以上が畑山さんのお話しでした。

緊急時は何が起こったか大人も理解できないと思いますが、子どもに必要以上に不安を

与えないように守ってやることが大事だと思いました。

ピンピンひらり

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