現在クルド自治区アルビルで実施中のJCFの活動を現地メディアRudawに取り上げていただきました。どうぞご覧ください。(日本語字幕付き)

喋ってくれているのはカーシム。
JCFの頼りになる現地スタッフです。ちなみに元タクシー運転手。2009年私が彼の運転するタクシーに乗った際にスカウトしました。
とりあえず、機材が稼働して一安心ししましたが、実は問題が山積み。映像の中でホシヤール医師が話したようにクルド自治政府の財政危機は非常に深刻です。
血漿のストックはなんとかなりそうですが、その献血バックが足りなかったり、血液製剤の品質をチェックする機械が故障したり、細菌培養のための消耗品が足りなかっと、はっきり言ってギリギリアウトな状態でブラッドバンクは運営されています。
ブラッドバンクは地域の命綱。
これが機能しなくなると小児白血病治療に必要な血小板も供給できなくなるし、そもそもその他の疾病やケガで輸血を必要とする患者さんにとって致命的になります。
たださえ、戦争やら内乱やらで大変な時にさらに新型コロナウィルス問題がのしかかりてんてこ舞いです。
JCFが活動を開始した時は湾岸戦争の負債をなんとかすることでしたが、今はその後の負債(イラク戦争やら内乱やら、イスラム国やらなんやらかんやら)が重なり多重債務状態で借金の元本が返せてない。。。
しかし愚痴っていてもしょうがないので複雑に絡まった結び目をほどく作業を一つ一つ丁寧にやっていきたいと思います。
※本事業は外務省NGO連携無償資金協力事業によって実施されています。
イラク支援への寄付をお願いしています。
ピンピンひらり

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