昨日は、松本でもし大きな地震が起こったら…を想定してイベント構成された、東日本大震災避難者交流会事業・その時あなたはどうしますか?―大惨事から生き抜くヒント―が開催されました。

午前中は松本大学、エクセラン高校(環境科学コース)、信州大学(teamめとば)、松商学園、(放送部)のプレゼンがありました。





そしてその後は、実際に東日本大震災で被災した2名、そして各校の代表者に登壇して頂き、パネルディスカッションを行いました。

実際、被災した方からの体験談としては、まずガスの元栓を閉めるのはもちろんですが、原発事故等での緊急時には道路の状態もみながら逃げられるなら逃げる(できるだけ遠くに行く)とのこと。またガソリン等は県をまたげば購入できることもあるそうです。
そして、現在地にとどまるならまず必ず断水するので、お風呂、そしてタンク等があるならとにかく水を確保しておく、備蓄は1人に対して3日分を自宅に用意しておくことも重要だとのことでした。

お昼には松商学園放送部の皆さんに映像を撮って頂き、実際に被災地での炊き出し経験のあるレストランどんぐりの浅田さん、また日赤奉仕団の方々に協力して頂きながら、お湯とビニール袋でつくれるあたたかな食事の調理法をレクチャーして頂きました。


この方法は簡単なのに今回お配りした雑炊、オムレツ…そしてハンバーグ、鯖の味噌煮、ロールキャベツ等なんでも応用できるとの事ですので次号のグランドゼロの“母から伝わる食卓”のコーナーでもご紹介したいと思います。
沢山の調理器具が揃わなくとも、ビニール袋とお鍋、そして幾ばくのお米や野菜、お水があればあたたかい食事を取ることも可能だということを頭の片隅においておいて頂くだけでいつかの地震への備えとなると思いますのでぜひ次号のグランドゼロも楽しみにしていて下さい。

午後は、チーム神戸代表の金田真須美さんの講演会でした。

金田さんは阪神淡路大震災で被災し、その体験からその後も洪水や地震が起こる度に被災地に赴き現地の方の目線になって長く長く支援を行っている方です。
金田さんの実体験、また被災地での支援に関する話には私自身とても引き込まれてしまいました。
やはり金田さんも講演の終わりには、緊急時に役立つのは…、日頃の付き合い(コミュニケーション)、想像力(シュミレーション)、行動力、確認、挨拶と言ってらっしゃいました。日頃の行い、また何もない時こそシュミレーションが大事なのだと。
この地震大国日本に住む私たちは、ひとりひとりが今大きな地震がおきたらどうするか…を、一度よく考えておくことが大切なのかもしれません。

今回のこのイベントにご来場頂いた皆さま、本当に長い時間ありがとうございました。

ピンピンひらり

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