記念すべき第100回目の訪問団として、チェルノブイリ原発事故被災地のベラルーシへ行って来ました。今回の目的は、ゴメリ州立病院付属産院に赤ちゃんの血液検査のための検査キッド1年分を支援し、ベトカ地区病院に昨年支援した心電計の記録ソフトをセットアップしました。

産院では、ゴメリ州の異常出産の赤ちゃんが年間約2500人、誕生します。非常に少量の血液で検査できるよう生化学分析器を送って以来、消耗資材を支援しています。
高汚染地ベトカ地区病院に、昨年4台の心電計を支援しました。1ヶ月に500人の検査が続いています。ナージャ院長からのリクエストでしたが、こんなに頻度高く使われていると贈った甲斐があります。今回は、記録用紙を使わなくてもパソコンに入れたソストに4万人分、4000人分記録できるメモリーをセットしました。時系列で5回の検査を同画面で見ることもできます。
折から、ウクライナ製の記録用紙が紛争の影響で入手できなくなっている時でした。ペーパーレスで、検査を続けていただきたいと思います。心電計検査担当のお医者さんとスタッフの真剣な表情から、新しい技術と知識を吸収しようとする現地医療者の皆さんの熱意は23年間変わらないな、と思いました。

ピンピンひらり

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