ビジネスとしてのガン治療

タフリール広場のテントで過ごすようになってからハムドは幾度なく支援の提示を受けた。しかし彼はそれを断っているそうだ。

 

ハムド曰く「だって俺よりもそれを必要しているヤツがいるだろ」

 

「多くの人々ががんと戦うため高額な費用を寄付してくれるんだけど、俺は思ったんだよ。そうしたお金を貧しいがん患者や、治療に必要な血液検査や薬代を賄うために投資する方がいいんじゃないかってね」

(写真の説明)「私たちは白血病を患っています。社会福祉大臣に対し治療のための費用を毎月カバーしていただくようお願いします」と書いてある。デモには白血病に対する支援を訴えているグループもいるよう。

 

 

ある国連機関がハムドに連絡を寄越し、がんを分析するために必要な機械を供与すると言ってきた。これは高額な費用を要する私立病院以外ではイラクには存在しない機器だ。

 

国会議員であるジャワード・モウサウィーはイラクにおける公的医療施設にがんの分析器が存在しないことを述べている。また保健省は70ミリオンUSD分の薬品を購入したが、がんの患者には十分でなく、加えてまたモウサウィー議員は新聞におけるインタビューで、イラクにおける抗がん剤の準備はゼロに等しいとも話している。

(ゼロってことはないと思いますが、不足しているのは事実)

 

がん治療に関わる薬品はたくさんあるが、イラクではそれが足りない状況だ。。

 

ハムドは機器が届いたあかつきには、貧しいがん患者に無料で検査を行いたいとしているが、彼の周囲の多くの者がその機器が簡単には届かないのではないかと疑念抱いているという。というのも、そうした機器が公立の医療施設に存在しないことで利益を得る者がおり、無料で検査をできないようにするために横ヤリをいれてくるのではないかと懸念しているのだ。

 

今年の寒い天気にも、またデモ隊が日々曝されている危険にも負けず、ハムドはテントで彼の主張を訴えている。

 

時には夜のタフリール広場の周りを友人たちとぶらついたり、時にはハツラーニー広場やサンク橋まで行ったり、また時にはサァドゥーン通りのデモ仲間を訪れたりする。そして帰ってきていつものように彼の付き添い人である叔父とテントで過ごす。そして朝を迎えると、デモ隊に参加する者たちの顔を整えるためにバリカンを手に取るのだ。

ALJAZEERA MEDIA NETWORKより

https://www.aljazeera.net/news/miscellaneous/2019/12/17/حلاق-التحرير-حمد-يحارب-السرطان-والفساد

ピンピンひらり

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