「Team めとば」みんなのデータサイトFacebookページで紹介されました

みんなのデータサイトのFacebookのページでJCFの放射能測定グループ「Team めとば」が紹介されましたのでご紹介します。

https://www.facebook.com/minnanodatasite/posts/1284180595125755?__tn__=K-R

〜Facebookより〜
【 測定室紹介 第7回 「Teamめとば 」(長野県松本市)】
みんなのデータサイトに加盟する全国の測定室紹介も7回目。
 
今回は長野県松本市の浅間温泉にある「Teamめとば」をご紹介します。
美しい常念岳がそびえ、町中には足湯もある最高の場所にあるこのチームは、信州大学の学生さんを中心に発足した学生主体の測定室。
 
「Teamめとば」オフィシャルサイト URL: http://jcf.ne.jp/metoba/wp/
  
「教育県」と呼ばれる長野県。しかも信州大は、チェルノブイリ原発事故の際に医師として赴任し、昨年まで松本市長を努めた菅谷(すげのや)昭元市長の母校でもあります。


さすが長野だわ!と思いますが、素晴らしいのは若い学生さん達が主体となっているということ。一体どんな活動をされているのでしょう。
早速インタビューへまいりましょう!
 
★Q1:測定室を始めるに至った経緯
 
チェルノブイリ原発事故時からいち早く活動を開始した「日本チェルノブイリ連帯基金(以下JCF)」が長野県松本市にあったことから、当時の経験を生かし、福島第一原発事故直後にガラスバッジをすぐに導入し、外部被ばく測定を始めました。つまり「放射能の見える化」です。
 
さらにこのJCFが「食品や土壌の放射能汚染の実際はどうなのか?」ということで2011年秋に食品測定器を購入しました。
まずは福島で検体を採取したり、放射能が飛散したであろう長野県内や近隣の土壌などを測定していました。
 
JCF内において測定依頼が増える中、有効に測定器を稼働させようと、新たな測定室を作る構想が持ち上がり、JCFからご縁のあった当時信州大学名誉教授の三輪先生に相談がありました。
 
三輪先生はチェルノブイリ事故直後から、簡易放射線検知器「R-DAN」を使い、市民が常時放射線量を監視する運動に関わって来た方です。
福島原発事故において、空間線量がすさまじく上がったことを最初に発見し各所に連絡したのも、この全国にまたがるR-DANの測定の成果でした。
 
そして、三輪先生は「物理を学んだ学生なら装置の実力をうまく引き出すことが出来るだろう」と学生に呼びかけてくださり、先生を室長とし、大学院生7人と4年生2人の体制で始まったのが「Teamめとば」の始まりです。
 
★ 測定室としてのこだわりは?
1.信州大学生による学校給食測定
  
震災後、徐々に松本に避難してくる人が増えました。
松本は事故被災地から300キロ以上離れていますが環境が良い、都市部からの交通の便も良いこともあり、避難者は一時200家族程いました。
 
めとばのメンバーが子どもを連れたお母さん達と対話する中で「学校給食を測定してみたらどうだろう?」と提案し、当時市議だった方や避難者の協力もあり、給食センターと契約を交わして2012年から「笑顔の給食プロジェクト」が始まり現在に至っています。
 
食材は給食センターが提供してくださるメニューの中からめとばのメンバーが選別します。
検出限界10Bq/kgを目標として、放射能が検出された場合はすぐにセンターに連絡し、その食材の利用をストップしてもらいます。
 
過去に干し椎茸、さつまいも、れんこんから検出され、直前で給食に使われることなく別の食材に変えることが出来ました。
 
震災から間もなく9年になりますが今でも給食測定は週2回のペースで行われています。
結果はすべてJCF―Teamめとばのホームページで公開しています。


2.地元の高校生と共に
 
めとばの発足当時は、松本市内の高校にあるエクセラン高校の環境科学コースの生徒さんが授業の一環として行っている放射線学習への出前授業の依頼があり、学生ならではの視点で放射能についてレクチャーしました。
 
その高校では長野県の北信に飛散した放射能の実態を調べるために定期的に現地に行き、生徒自ら採取したコシアブラや苔、土壌などを数年間測定し研究をまとめました。
 
その結果をエコスクールで発表し、環境安全教育研究会の発表では最優秀賞を頂きました。
担当の先生は「自分たちが歴史的に大きな節目となる『事故』の目撃者であると意識した時間があったことを忘れないでいて欲しい」とコメントしていました。
 
3.山菜・きのこ測定
長野県は山菜やきのこの産地で、北信では今でも県が一部のきのこの採取を自粛要請している地域がありますが、時期になると直売所やスーパーに地元産のきのこや山菜が出回ります。
 
以前上田市で購入したきのこが200Bq/kgを超え、すぐに県に連絡し、直売所や市場で注意を強化するように対応してもらいました。これからも時期を逃さず測定を続けていきたいと思います。
4.寒冷地ならではの「灰」の測定
 
県内では薪ストーブを使う家庭を多く見かけます。あまり力を入れて測定しているわけではありませんが、寒さが訪れる頃、灰測定やペレットの測定依頼もあります。
以前はストーブを販売している業者からの依頼もありました。
※薪やペレットは、燃やすと灰になった時に放射能量が最大で約200倍に濃縮されるため、注意が必要。
 
★Q4. 読者のみなさんへ一言お願いします!
世界で原発事故が二度と起きないように、日本の市民測定所が自分たちの手で調べた放射能汚染の実態を測定、発信することの大切さを感じています。
また私たちのように、若い学生の経験や研究を世界に向けて発信できれば、日本で起きた事故をいかしていけると思いますので、これからもしっかり測定をしていきます。
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風化しつつある原発事故と放射能の影響が、若い人たちの学びと発信によって引き継がれていることに、心からの敬意と、そして申し訳ないという思いでいっぱいですが、今日もめとばのメンバーは未来のためにがんばっています。
★Teamめとば
住所 〒390-0303 長野県松本市浅間温泉2-12-12
TEL: 0263-46-4218
開所時間→9:00~17:00(土日祝日は休み)
※ GW、お盆、年末年始など閉所しています。
駐車場→8台程あります。来所される方はご利用ください。

他の測定室の紹介も連載でされていますので、ぜひご覧ください。

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