まずこのニュースから

 

先日国連はイラク国内の210万人にのぼる避難民が冬の厳しさに苛まれることになるとの声明を発表しました。また避難民は路上やテント、建設途中のビルなどをシェルターとしており、この問題を解決するためには176億ドル必要であるとしています。

 

これまでもイラクにおける冬の厳しさについてお伝えしてきましたが、冬を迎えるにあたりイラク石油省がバグダード市民に灯油の配給を知らせる告知を出しています。

バグダード市民は受け取りに際しては12月分であるNo9の配給カードを持参し、カード一枚につき灯油5リットルを受け取れるということです。また同省によると配給物資の横流しを防ぐために配給カードにランダムの番号を割り当てているということです。

また、同省によると今季の灯油の配給は限定的なものになるとしており、その理由として重要の大幅な増加、製油所の能力、またタンクローリーの軍事利用が増えることなどを挙げています。

 

戦争になるとかならず市民生活が圧迫されます。一般市民ですら大変なのに避難民ともなると冬の厳しさどうなるのでしょう・・・。

 

もう一つ気になるニュースがありましたのでお伝えします。

 

モスル市民に消化器系の病気広がる

イスラム国が支配するモスル、現在市民の間で不衛生な水を飲むことが原因と思われる消化器系の疾患が広がっている。さらに薬品不足により満足な治療ができない状態だ。以前はあった公共サービスも公務員が他の地域に避難したため悪くなるばかりだ。

同様の病気に罹っているカラーマ地区(モスル南東)の夫人に電話でインタビューを行ったところ、「今は浄水場が機能していないために、こういった病気がモスル市民の間で広まっています。」と話した。また別の市民によると、「水を得るために多くの市民が井戸を掘ろうとしています。またできる範囲で消毒もしようとしています。それもこれも水道がたびたび断水するからです。」と語った。またモスル病院の医師は「この24時間で15人、水質汚染が原因とされる患者を診察しました。」と語った。モスルの他の公立病院でも同様の患者が増えている。ジュムフリー病院の医師によると「こうした患者がたくさん来ますが、その大半は子供であり、ウイルス性の胃炎、腸炎などがみられます。」と話した。

モスルでは薬品不足が深刻化しているが、ニーナワー県の保健局によると街の倉庫の薬品は枯渇しかけているはずだという。

 

モスルはイスラム国の支配化にあるとはいえ一応病院は空いていて医師もいるようです。占領下にある人々の暮らしも気になるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.shafaaq.com/sh2/index.php/news/iraq-news/87327------qq-------.html

http://alghadpress.com/ar/NewsDetails.aspx?NewsID=23838

http://www.mustaqila.com/news/145373.html

ピンピンひらり

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