11月25日 (火)に信州大学経法学部の美甘信吾教授の授業でイラク担当の加藤丈典とリカ・アルカザイルが講義しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン講義です。
JCFでは、「国境を超えて解決が模索される課題に対し誰が何をするべきか」という問題関心を研究する美甘先生の講義で毎年イラクの話をさせていただいています。学生たちに現在のイラクの状況について知っていただく貴重な機会です。
イラクは怖い、危ない国。「行くのやめなよ」「危ないから行きたくない」
よく云われる言葉です。
確かにそれは否定できませんが、イラクのその一面だけを捉えて、それをイラクという国として認識することはちょっと違うかな、と感じることがあります。今回の講義の中でイラクという国を多角的な面から知っていただき、その漠然とした「怖い」「危ない」だけでなく、その国の抱えている本質的な問題、特に市民やこどもたちが直面している問題とは何なのか。そのことに関心を寄せていただけたことを嬉しく感じました。
聴講してくださった学生の皆さん、機会を与えてくれた美甘先生、ありがとうございます!!たくさんの感想をいただき活動の励みになりました。
○今回の講義で使用した字幕付き現地ニュースを一部紹介します○
(画像をクリックするとyoutube動画が見ることができます)
イラク・ファッルージャでの先天性奇形が15%に 2017 Skynews arabiyaより
これからも大学生をはじめとしたユース世代の方たちとイラクについて話し合える機会を作り、「遠い国の話」から「同じ世界に住む仲間の話」として一緒に考え問題解決に向けて歩んで行きたいです。