3月5日(火)午前中、JCF事務局3階会議室にて、ドイツから来日中のセバスチャン・プフルークバイルさんのお話の会を設けました。理学博士でもあり、ドイツ放射線防護協会会長でもあるセバスチャンさん。急きょ設定された会でしたが、10名の方が参加して下さいました。セバスチャン氏は1986年のチェルノブイリ事故後、1200キロ離れたドイツのバイエルンで調査した2000年までの健康被害を調べました。データをプロジェクターに移しながら事故後の健康被害について約1時間お話しされ、その後、参加者からの質問に答えてくださいました。バイエルン産のきのこが今でも汚染されている事、州としては検査を行わず、民間で測定が行われているそうです。「事故後、お母さんたちは避難したり食べ物に気をつけていましたか?」と参加者のお母さんからの質問がでました。「すぐに気づいて情報は行き渡った。お母さんたちは不安に思っていたがどのような影響が出るかわからなかったので引っ越した人は少なかった。26年経った今、わかってきたこともある。知っていたら動いていたかも」とおっしゃり、「正しく知って選択することは出来る」という事を強調していました。
当日は常総生協の理事長、副理事長さんも茨城から参加してくださいました。セバスチャンさんと同行しているオイゲン・アイヒホルン教授(数学者・日独平和フォーラムベルリン代表)も共に日本各地を周っています。

右から通訳橋本さん、セバスチャン氏、オルゲン氏、神谷事務局長

常総生協 脱原発と暮らし見直し委員会の方が訳し、製本してくださったセバスチャンさんの著作「チェルノブイリの健康影響 ~原発事故後の25年~ 」を一部600円でお分けします。
 ご希望の方は電話0263-46-4218(JCF)までご連絡下さい。

ピンピンひらり

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