1月19日、松本蟻ケ崎高校演劇部の自主公演が同校の図書館で開かれた。
チェルノブイリ原発事故を題材にした作品「私の一番の希望たち」を彼らが文化祭で上演した際に集まったお金をチェルノブイリ連帯基金に寄付するため、生徒自ら事務局を訪問してくださったのが昨年7月。
一度作品を見たいと思いながら実現に至らずに諦めていたところ、自主上映のお知らせをいただき、スタッフを招待してくださった。当日仕事を早めに切り上げ車を走らせたが、開演時間に間に合わず既に劇は始まっていた。、が、席に着くなりその気迫に圧倒された。自分の娘と同じ年の子供がチェルノブイリ事故を上演している・・・その事だけでも子供たちに「ごめんなさい」という思いが湧いてきて胸が詰まる思いだった。

事故当時の原発管制棟の中のやり取りや消防士の家族が家で帰りを待つ様子など、場面は次々に展開してゆく。役者ごとの衣装があるわけでもなく、セットも椅子だけのシンプルさ。なのに彼らの演技力が事故のリアルさや空気を十分に伝えてくれた。帰らぬ夫の真実を追求するために走り回る妻。事実を伝えない公安。どこか福島原発震災事故と重なる。セットや衣装、演出など見えないところでの工夫も感じられ、やり切った学生に大拍手を送った。私たちだけで満足してはもったいない。多くの人に観ていただきたい。しかし卒業する3年生も含む今後の上演の予定は無い。事務局で4月のチェルノブイリ事故メモリアルディーには再上演を希望したいと話し合った。現在交渉中。もし可能になれば是非ご来場いただきたい。

ピンピンひらり

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