◎午前中は、ナナカリー病院に小児白血病で入院している患者と家族の、近くの公園でのピニックイベントに参加しました。
昨年8か9月にヤジディ教徒がISの迫害から山に逃れた時、米軍が空から水と食料を投下しました。それは、彼女の国会での演説がきっかけだったそうです。
◎ダラシャクラン・キャンプ訪問診療
年末年始の訪問時に、心臓疾患の赤ちゃんがいたので、深谷医師に診察してもらいました。
発育はやや遅れているようですが、やはり、市街地で病院ともつながっているナガム先生に相談していくことになりました。
水頭症、歩行機能不全(甲状腺ホルモン剤を飲んでいた)の赤ちゃんや子どもたちの事を、お母さん、お父さんはとても心配しています。
避難する前に診断がついていても、キャンプから、病院に行く事が出来ない。最初の診断を保護者が納得していない等が問題だと深谷先生談です。
最後に1月1日にコバンから避難してきたばかりの脳性まひの子どもを抱えた家族に会いました。
8000人規模のキャンプ、そして、昨日から何人かの避難民に会いましたが、ISを目の当たりにし、斬首の現場を見た方には初めて会いました。
女の子は、たえず首を左右に振り続けています。
鎌田先生は「頸椎にも負担がかかっているし、一日中狭いテントの中でこの子を見ている家族もたいへんでしょう」と声をかけました。
やはり、ナガム先生に相談することになりました。