日本チェルノブイリ連帯基金の、イラクにおける2015年以降2019年までの主な支援活動をご紹介します。
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イラク国内避難民支援
- 2015年1月
- マルチシムーニ教会クリニックに対する医療支援事業開始
- 2016年5月
- アルビル保健局(クルド)、ニナワ県保健局(アラブ)、JCF(日本)の三者合同による国内避難民の多いハルシャム地区とゼイリーン地区にPHCを設置。ハルシャムPHCでは近隣の避難民のための学校の生徒のために学校健診を実施。
- 2017年8月
- アルビル市内最大の避難民居住地区であるザイトゥン地区にPHCを開設
- 2017年10月
- マルチシムーニ教会クリニックがアルビル市内での活動を終えカラクーシュ郡へ移転〜カラクーシュへの帰還者が増え、アルビル市内での活動を終了。
- 2018年9月
- ハバード郡トプザワ村、アルトンシティ地区にPHCを開設。予定していたすべてのPHCが開設された。
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緊急支援
- 2016年10月
- デバガキャンプに対する緊急支援〜新設キャンプにおける医療サービスの基盤作りを実施。
- 2016年11月
- モスルからの避難民のチェックポイントであるハムダーニーヤにミルクやオムツの支援
- 2017年12月
- ニナワ県ガイヤーラの国内避難民キャンプ2ヶ所で衛生状態の悪く感染症が広がっていたため清潔な飲料水を支援。
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ロジュアワ救急病院に手術室設置
- 2017年6月
- モスル市街地への軍事作戦開始とともに戦争による負傷者が増加し、負傷者を迅速に治療できる手術室の不足が問題となり受け入れ拠点となっていたロジュアワ救急病院に手術室を2つ設置。
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イラク人医師研修
- 2018年6月
- イラクにおける白血病治療の向上や血液バンクの充実を目的として2名の医師を招へいし信州大学付属病院、長野県立こども病院、長野県日赤献血センターなど視察。アルビル市内のセントラル・ブラッド・バンクの血液製剤の品質向上とモスルのイブン=アル・アシール病院の小児がん治療成績が向上するようサポートを予定している。(※イラク人医師招へい事業は立正佼成会一食平和基金の助成を受けて実施しました)
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イブン・アル=アシール病院の看護師研修
- 2019年
- 2回に分けて看護師12名がバグダードの小児福祉教育病院で看護師研修を受講。モスルでも白血病や小児がんの子ども達の治療が安全に、また最善のケアができるように化学療法や骨髄移植のケア方法や感染症対策、チームケアについて学び、イブン・アル=アシール病院での看護に活かしている。(※看護師研修は立正佼成会一食平和基金の助成を受けて実施しました)
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イブン・アル=アシール病院に麻酔器を設置
- 2019年
- 腰椎穿刺や骨髄穿刺のように強い痛みを伴う検査が負担が少なく受けられるように麻酔器を導入。イラクでは数少ない麻酔科のドクターが、毎週、日曜日と火曜日に行う。(※麻酔器の設置は立正佼成会一食平和基金の助成を受けて実施しました)