春の山菜に続き、野生のキノコもメルカリなどのネットフリマで出品されています。その中には国の定めた食品放射能基準値を超えたキノコも出品も確認されています。
キノコも放射性物質基準値超え ネット個人間売買制限へ(朝日新聞デジタルより)
楽に手に入る、安い、(放射能のことを)知らない、(放射能のことを知っていても)ちょっとなら・・・いろいろな要因が考えられます。
親が購入して調理すれば子ども達も何も考えずに食べるでしょう。

メルカリでの取引の様子 (この画像の写真と高い基準値のものは関係ありません)

便利で安いものを求める社会が生み出したものは・・・キノコが安全でなくなったのは私たちの責任でキノコは悪くありません。まずそのことをみんなで認識していきたい。
また子どもだけでなく、大人にも放射能のことを学ぶ機会を、10年経った今でも設けていくことが必要なのだと思いました。

グランドゼロ124号で『核の終わりを探る旅』を寄稿してくださったジャーナリストの守田敏也さんが文科省が小学生に配布する放射能副読本を材料に小学生のためだけじゃない放射能副読本をにょきにょきプロジェクトで作成しました。

このBOOKは文科省の『放射線副読本』を読んだ後の、もやもやした、いや~な感じを「すっきりさせよう」という取り組みから生まれたもの。
素朴な疑問から出発して、放射線被曝の危険性の一番大事なところをきちんと把握できるように作りました。
すでにたくさんの方にダウンロードしていただき、各地で「読む会」も行っていただいていますが、それにあわせて解説動画も充実させています。(守田さんのブログより)
10年経とうとしている今、このまま風化して「こんなことがあったっけな」となっていくのではなく、先の見えない被害の中にある福島の人たちのことを、採ったキノコを食べられない地域にいる方々のことを決して忘れてはいけないと思いました。豊かに実れば実るほど、悲しみは深いでしょう・・・そこに住む人たちも、大地もキノコたちも被害者なのです。
ピンピンひらり

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