9月14日に松本市波田地区で月に1回学習会を開催している「戦争をさせない1000人委員会・まつもと」の波田憲法学習会でイラクについてお話しをさせていただきました。
波田地区は乗鞍や上高地への玄関口であり、スイカで有名な地域です。
集団的自衛権の成立以降、学習会を開催し、憲法改正や共謀罪など話し合いをしてきました。
また第二次世界大戦時に波田地区からも多くの方が満州に移民、また青年義勇軍として満州に渡りました。このような歴史を学ぶ学習会や講演会も行っています。
今回のテーマは「イラクってどんな国?医療支援に携わって」です。
何を伝えるか考えていた時、「なぜJCFはイラクで活動をするのか?」ということを伝えたい、ということになりました。何となく劣化ウラン弾の影響とされる白血病や小児がんが多いから・・・をもう少し紐解いてみよう、と思いました。
米軍がイラクで使用した劣化ウラン弾によって破壊された戦車などがそのまま残っている街でこどもたちはその危険性を何も知らずに遊び、被ばくしました。
家族も危険性など知らなかったでしょう。
この動画の少年も戦争のせいで大人になることができませんでした。
私たちはNPO団体であり、政治的なメッセージを発信することはできませんが、日本も後方支援をして対テロ戦争に協力していたことは事実です。
その中でイラクでは一番弱い立場にいるこどもたちが病気になりました。今でもその影響は続いています。
放射能の被害からこどもたちの命を守りたい、という思いで活動してきたJCFですが、イラクの地でも病気のこどもたちが早く家族と過ごし、普通に学校に通えるような日常を取り戻せるようにこれからも支援していきます。
学習会に参加してくださった皆様、関心を持ってくださりありがとうございました!!