日本の皆さんが寄付してくださった医療物資がエルビル市ハルシャムPHC(プライマリ・ヘルスケア・センター)に届きました。このハルシャム周辺には、イスラム国の災禍から逃れて来た避難民が多数居住しており、彼らは未だに故郷に帰ることが出来ません。
ハルシャムPHCはこのように避難生活で困窮する人々のために質が高く、多岐に渡る医療サービスを提供しており、ここで暮らす人々にとってとても大切な医療施設になっています。
6月25日、日本イラク医療支援ネットーワークJim-netとJCFのスタッフ、そしてハルシャムPHCのナジュムディーンセンター長らが皆様からいただいた寄付で感染対策に必要な医療物資を現地で購入しました。 それらをセンターで勤務する医療従事者らに配布し、また外来患者を感染から守るためのマスクや手袋、消毒液などの物資をセンター内に設置しました。 支援物資が届いたことでこの施設における感染対策の体制はガラッと変わりました。ここで勤務する医師の一人としてこの喜びを言葉で言い尽くすことはできません。施設内で孫がおじいちゃんにマスクや手袋を装着するのを手伝ってあげたり、患者さんがソーシャルディスタンスを取る様子を目にするとその喜びもひとしおです。 「予防は治療に勝る」と言いますが、本来、私たちは患者さんが病気になってしまって、苦しい治療を受けねばならなくなることは望んでいません。そういうわけで施設での予防体制を整えるための支援に協力してくださった日本の皆様の友情に対する感謝は言葉で言い表すことのできるものではありません。 私たちに全幅の信頼を寄せご支援くださってどうもありがとうございます。
Drバッサームより/ハルシャムPHC
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