ブックタイトルグランドゼロ107号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
7第83 次訪問時の神谷とユーリー教授(右後)ずです。しかし福島県の県民健康調査委員会は、この結果は福島原発事故と関係がないだろうと言い切っています。 単に、大々的に健診を実施したからこれだけの数が見つかった、と説明するのは危険なように思います。この結果が原発事故と関係があるかもしれないと思いながら、更に質の高い健診をし、子どもの命を守ることが大事だと思います。このことに関してもユーリー教授とディスカッションをしてこようと思っています。 ユーリー教授はJCFの支援を受け1993年には日本で甲状腺外科の最新の治療について勉強しました。福島の子どもを守るための科学的な話を聞いてきます。 12月から3月にかけて2回イラク難民キャンプに行きました。モスル陥落後クルド自治区にニーナワー県からの大量の避難民がやってきて、保健局などの行政が機能不全に陥ったため、マルチシムーニ教会クリニックが避難民の医療を担いました。 JCFはこの教会クリニックへの医療支援に取り組み、現在は避難民キャンプの4カ所(アインカワに2カ所、カスナザーン地区、ニジュティマーン地区)の診療所にも薬を提供しています。 今回の渡航ではクリニックを支えている医師や看護師、薬剤師など64人に「ご苦労さん会」をしました。みんなボランティアで働いてくれました。医療従事者も難民です。久しぶりにみんなで食事をし、感謝状と、日本キリスト教医師会からのご寄付をもとに一人150ドルの謝礼をお渡ししました。感謝状には僕が筆で「夢」「命」「心」としたためました。その筆文字を気に入ってくれ、どういう意味か聞かれました。この会をみなさんとてもよろこんでくれ、たくさんの迫害にあっている避難民が、「日本人に感謝したい、日本人に感謝したい」感謝状に筆文字を書く(左から鎌田理事長、リカ医師)