ブックタイトルグランドゼロ107号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
6今年も取り組みます!チェルノブイリ?福島、そしてイラク国内避難民支援鎌田實(JCF理事長)アルビルの難民キャンプで、お母さんから抱かせてもらった赤ちゃんは鎌田理事長の腕の中で気持ちよさそうに眠ってしまった いつもいつも大きくあたたかなご支援に感謝します。 JCFが活動を始めて25年が過ぎました。 4月中旬にベラルーシの汚染地域ゴメリやベトカを訪問します。ミンスク甲状腺がんセンター所長で甲状腺外科教授のユーリー・ジェミチクにもお会いして子どもの甲状腺がんについて話を聞き、ベラルーシの現状を見てきたいと思います。チェルノブイリ原発事故以後さらに徐々に増加して7000人を超える、事故当時子どもだった人が甲状腺がんになったと言われています。その実態なども確認してきます。 福島では38万人の子どもたちの健診で116人のがんの子どもたちが見つかりました。1巡目で確定診断ができたのが100人、1人は良性、あと15人は疑いのままです。しかし今までがんの疑いがあると言われた人は、手術してみるとほとんどがんなので、この15人もがんの疑いがかなり強いと思われます。 1巡目の健診が終われば、2巡目の健診からは子どもの甲状腺がんはほとんど出ないのではないかと思われていたのに、実際は16人の甲状腺がんが確定されました。さらに35人甲状腺がんの疑いのある子どもがいるのです。多くの医師はこれだけのがんが見つかるとは思っていなかったは