ブックタイトルグランドゼロ107号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

34さんがくつろげる37cafe@park がオープンして2年が過ぎました。会員登録するとフードとドリンクが割引になったり、ネットで予約ができます。子どもには「おもちゃのあるレストランに行こう!」とせがまれリピーターも多いそうです。お母さん同士での情報交換の場でもあり、広いスペースで子どもが走り回っても平気。「子どもの苦手な方はご遠慮ください」という注意書きがあるレストランカフェ。一般の方もランチを食べたりお茶を飲みに訪れます。毎日おもちゃを片付けに来るお年寄りは孫のような子供たちに囲まれて生き生きしています。周りの大人が若いお母さんたちや子どもを温かく見守るスペースは地元でも大事な存在です。 「子どもと妊婦を守らない国に未来はない」と言ったのは今は亡き高橋享平先生(当時は原町中央産婦人科、現在の南相馬中央医院)です。問題があれば経営する大人たちが集まって解決策を練りながら、より良いまちづくりに取り組んでいる大人達の姿を先生がにっこり見守っている気がしました。放射能に向き合う日々 郡山市にある3a!郡山。火曜日の野菜マルシェの日に訪問しました。 その日はちょうど高校の合格発表の日でした。年度末で人々が移動する時期でもあります。避難先から戻ってくるご家族も居ます。代表の野口さんは新しく3a!を訪問するお母さんを見ていると5年前の自分を思い出すそうです。あらためて放射能の勉強会を開く準備をしているそうです。 放射能に向き合う日々はまだ続きます。2011年5月からJCFが放射能を見える化しようと、南相馬市、飯館村、二本松で始めたガラスバッジプロジェクトですが、郡山市では現在4年目です。本来ガラスバッジは放射線業務に従事する人が被曝量を測定するために装着するものです。日本国内で稼働している原発は2016年3月11日現在九州電力川内原発1、2号機の2機です。2月に行われた会見で南相馬市長は「原発再稼動は被災地の住民として怒りを感じる」と発言しまし広い遊びスペースのある37cate@park の店内