ブックタイトルグランドゼロ107号
- ページ
- 25/58
このページは グランドゼロ107号 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは グランドゼロ107号 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
25ンターを訪問し、日本でも著名な小児外科医とお会いして、小児外科医として必要な技術の研鑽に関し意見を交わしました。 この滞在では二つの大きな印象を受けました。それは日本全般に対する印象と日本の医療に対する印象です。 日本の人々はとても良心的で、同情的共感的です(医療現場でも患者さんと医師が家族のように接し、そこには多くの国の医療現場に存在する垣根がありませんでした)。また仕事に対する情熱を持っています。 そして医療に関しては、アメリカやヨーロッパの医師たちと比較しても、日本の医師のレベルは多くの面で彼らを凌駕しており、内視鏡検査やまたカプセル内視鏡検査のプロセス一つにも、そのレベルの高さが現れています。このことは、肝硬変の患者さんに大きく寄与する非侵襲的な(*外科的な処置なしで)肝臓の弾力性測定機を日本の医師が臨床応用していることからもわかります。 私の日本滞在のための準備をしてくれたJCFのみなさま始め、この滞在期間に支えてくださったすべての人々に対して感謝しています。こうした人々の力添えがなければ、日本に来ることは不可能でしたでしょう。また同時に、私にこの日本滞在期間中に得た経験を発表する機会を設けてくれたJIM─NET、また信州大学病院、長野県立こども病院、大阪府立母子保健総合医療センターに深く感謝いたします。そして、イラク人医師として助け合いの精神を示してくれた我が良き同僚リカ・アルカザイル医師に感謝いたします。回転寿司に大喜びのアウス医師(右端)