ブックタイトルグランドゼロ107号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
21ついて、そして3番目は『日本における急性リンパ性白血病の治療成績』についてです。 また、これらの発表に加え、『白血病治療におけるCar-T 細胞療法の試験的利用』についてのレクチャーを行いました。これはアメリカを始めとして、日本では信州大学や名古屋大学で研究されている急性リンパ性白血病の最先端治療法です。治療成績 イラクの4病院の治療成績CWTH 小児福祉教育病院/バグダードCCTH 中央小児教育病院/バグダードBCSH バスラ小児専門病院/バスラNKH ナナカリ病院/アルビル*CR1( 第一完全寛解) :化学療法による寛解導入開始から28日以内で骨髄におけるガン細胞率が5%未満となった状態。*CCR1(継続的寛解状態):通常男児の場合は3年、女児の場合は2・5年の期間寛解状態が継続すること。(上記の表では期間途中の集計)新規患者数について 2014年~2015年のALL( 急性リンパ性白血病)の新規患者については他の病院と比較してバグダード小児福祉教育病院が最多数となりました。新規患者数の全体的傾向は全病院で減少しましたが、これはイスラム国(IS)の台頭により、モスル、アンバール県、サラーッフディン県などにおいて治安状況が悪化し、地方の病院で診断を下されたものの都市部の専門病院にたどり着くことができなかったため、もしくは診断が下される前に亡病院名新規患者数寛解導入を受けた患者数CR1 に至った患者数CCR1 に至った患者数(2016 年1 月時点)CWTH 104 人101 人93 人85 人CCTH 62 人65 人61 人54 人BCSH 72 人56 人54 人28 人NKH 32 人27 人25 人21 人計270 人イラクの4病院の治療成績