ブックタイトルグランドゼロ107号
- ページ
- 18/58
このページは グランドゼロ107号 の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは グランドゼロ107号 の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
18現地NGOとの協力 また現地NGOの「ファラフ・アル=アターゥ(与える喜び)」のイーマーンさんともお会いし、私の母が作った鞄などの手工芸品をJCFからの寄付として手渡しました。こうした形で活動に参加することで、彼らがより有益な活動を行うことができればと考えています。彼女はすごく喜んでくれました。彼女たちの活動が記載されたグランドゼロ(106号)もプレゼントしました。またファラフ・アル=アターゥには、鎌田理事長を介して一澤帆布さんの鞄も大きな段ボール2箱分寄付されています。 患者さんとの再会 滞在期間中の午後は、私が滞在するホテルに、以前私が主治医だった患者さんが毎日のように会いに来てくれました。 そのうちの2人の患者さんは慢性骨髄性白血病に罹っており、タシグナという非常に高価な薬を必要としています。これまでJCFもその薬品の一部をサポートしてきましたが、1カプセルが50ドル(日本円で約6千円)、一日当たり4カプセルを服用せねばならず、最低200ドル必要になります。そしてこれをほぼ毎日継続しなければなりません。現在もイラク中央政府がこうした薬品を供給することは難しいため、JCFの他にも松本カトリック教会が支援しています。しかし継続的な薬品の服用が必要なため今後もこうした支援を募り続ける必要があります。新しいプロジェクト 国内避難民のための一次医療施設の設置 今回は訪問全体を通しても実りの多ファラフ・アル=アターゥのメンバー(左端)に支援品とグランドゼロを渡す現地の患者さんと再会したリカ医師