ブックタイトルグランドゼロ107号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
15する避難民への医療サービスを提供するために保健局側と打ち合わせを行ってきたのですが、「今始まったか」という感じです。これについて保健局も我々も迅速な対応を迫られることになるでしょう。その他にも財政危機が深刻化したために、アルビル保健局で準備した一次医療施設の工事が中断してしまったという知らせが同保健局担当職員から入ってきています。ここは私どもが計画していた二つ目の一次医療施設の設置場所でしたが、ここにも影響が出てくるとは……。原稿を書きながら頭を抱えています……。 しかし、ここはイラクです。何が起こるか予想できないのは、予想済みです。このぐらいでへこたれていてはイラクでプロジェクトなどできません。こちらではあらゆる行為(例えば、約束事をした時など)の後に「インシャー・アッラー(神様が望めばね)」と付け加えて言います。日本式で細部まで計画を立てて、期限通り、予算通りに綺麗にプロジェクトを遂行しようとしてもあっさりと崩れてしまいます。そんなことには私も既に慣れております。ですので、腰を据えてこの問題を解決できる道筋を立てて無事に遂行し、最後には「マーシャ・アッラー(神様が望んだね)」と言えるようになっていたいと思います(良い結果がもたらされた際には必ず述べます)。 これまでの私どもの活動を応援してくれ、支えてくれた皆さま、本当にありがとうございます。これまでご説明しましたように、もうしばらく皆さまのご支援を必要とする状況が続きます。何卒よろしくお願い申し上げます。