ブックタイトルグランドゼロ105号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
39ヒト環境科学研究支援センターのゲルマニウム測定器でクロスチェックしてもらいましたが、測定結果は大差ないものでした。最初測定したヨモギは茎と葉だけでセシウム137(Bq/kg)セシウム134(Bq/kg)セシウム137+134(Bq/kg)ヨモギ5030±909 1410±251 6450±943根34700±6240 9440±1680 44100±6470土12800±2310 3580±628 16400±23907月22日採取ヨモギの各部位の放射線量したが、測定した量が少なかったことと、Teamめとばのメンバーから「ヨモギの根や周辺の土の汚染状況はどうなのか?」という疑問が上がり、再度採取して来て欲しいと依頼されました。それから3週間後の7月22日、再度同じ場所でヨモギ・ヨモギの根・ヨモギ周辺の土を採取して事務局に持ち帰り、測定しました。上記の表が測定結果です。**一番高汚染であったのは、根であることが分かりました。また、福島県で採取されたヨモギで他の測定所で測定されたものでは、およそ10ベクレル/kgから2000ベクレル/kgの値が報告されています。それらのヨモギに比べてTeamめとばで測定したものは高い検出値でした。採取した場所が放射性物質の溜まっていた「ホットスポット」であることも考えられます。以上のことから、まだまだ原発由来の放射性物質が残っていることが分かります。特に、野生に自生している食材を(さらに、茹でる等の調理をせず生で)食べる際には注意する必要があります。Teamめとばでは、今後もヨモギなど野生に自生している植物に関して、葉や根と土の放射能濃度をさらに調べていきたいと考えています。また、これから秋にかけて、キノコなどの食材が市場に出てくるので、店で販売されているものや、野生のキノコを測定したいと考えています。測定結果は、Teamめとばのホームページや、グランド・ゼロの冊子にも掲載していくので、ぜひご覧ください。