ブックタイトルグランドゼロ105号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

35私の松本での新しいスタート松本市に転居して間もない8月、偶然「七夕探検隊」でリカ先生の話を聞く機会があり、JCFのスタッフの方々と知り合いました。その時に「明日にはばたく平和コンサート」に誘っていただき、興味深い内容だったのでとても楽しみにしていました。場所は松本市郊外の四賀支所にあるピナスホール。山あいの集落の自然豊かなところでした。当日のリハーサルや公演の一部を見学させていただきましたが、合唱団の子どもたちの歌声やパフォーマンスは明るくまっすぐであり、胸がジーンとしました。希望や平和というものをイメージする、未来への力を強く感じました。後半の栁澤さんの指揮による「動物の謝肉祭」は色々なオーケストラからの有志参加であるとは思えない、息の合った演奏でした。柳澤さんの指揮のもと、一つになった音楽が、普段は異なるところにいても同じ目標があればすぐに一つになることができることを示しているようでした。今回はスタッフとしても協力させていただいたので、チケット受け渡しやもぎりでは地域の方と触れあうことができました。今回の鎌田先生の講演や平和コンサートを心から楽しみにしてくださっていたことが伝わり、私自身もとても幸せな気持ちになりました。観客には四賀地域の方が多くいらっしゃったかと思います。信州の方々はもともと音楽、合唱に親しみがあり熱心である、と伺いました。開演時間が遅かったのに、コンサートを最後まで楽しんで、帰られる際に誰もが笑顔であったのが印象的でした。「四賀秀麗」が会場中に響いたとき、地域の人の温かさや絆のようなものを感じ、感慨深かったです。鎌田先生と栁澤先生の対談では、栁澤先生の「とりあえず行動する」という言葉が印象的でした。紛争の続く地域での音楽活動、異なる民族の人々をオーケストラのチカラで一つにするとコンサートの演奏を楽しむピナスホールに集まった皆様