ブックタイトルグランドゼロ105号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

29月に新宿モア4番街で行ったフラッシュモブ(インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせて雑踏の中の歩行者として通りすがりを装って公共の場に集まり、前触れなく突如としてダンスや演奏などのパフォーマンスを行って周囲の関心を引きその目的を達成するとすぐに解散する行為)(引用『フリー百科事典・ウィキペディア日本語版』より)映像からコンサートは始まった。その後FCT郡山少年少女合唱団は、モーツアルトの「アヴェヴェルムコルプス」の演奏から始まり、指揮者の渡部昌之先生のお話に続き6曲の歌を披露した。子どもたちの静かで透明な歌声は最初から最後まで観客を魅了した。途中、団長の古川聖樹さんが「どんな時でも歌は私たちの近くにあった。地元には2011年の東北震災から時間が止まったような所がまだある。一人一人の力は微力ではあるが無力ではない。多くの人が協力し合えば力は無限に大きくなると思う。少しでも平和な社会に近づけるよう、希望や夢を持ち、思いを明るい未来へと伝えて行けるように歌い続けていきたいと思っている」とメッセージを伝えた。ヴァイオリンやサクソフォン、ピアノ演奏に乗って振り付けを加えながら明るく楽しく元気に歌う子どもたちの歌声にお客様の満足した様子が舞台袖からも伺えた。子どもたちは最後に客席で待機していた地元の四賀合唱団と共に、柳澤寿男さんの指揮により「四賀秀麗」を合唱した。この歌は四賀在住の方が作詞・作曲され四賀に住む方なら誰もが知っている歌で、歌詞には四賀の豊かな自然と文化が織り込まれている。福島から松本留学生としてこの地域で暮らし学んでいる6名の会田中学生と校長先生もこの合唱に加わり、さらに客席の方々の歌声も混じり会場が一体となった。飛び込むコンサート中盤は紛争地での経験を元に平和への思いを語る鎌田實理事長と柳澤寿男さんのトーク。「海で溺れている人がいたら泳げる人鎌田理事長(左)指揮者の柳澤寿男さん(右)