ブックタイトルグランドゼロ105号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
25らの仮設を訪問しているとあって、会場は和やかな雰囲気である。その時に応じた健康講話にメモをとる姿もあり、特に震災後に増加している糖尿病、高血圧、脂質異常症予防策や各々がもつ不安に、医師が傾聴する側となって寄り添う光景からは、医師と参加者との日々の信頼度が伺える。「ふくしまをリハビリで元気にする会」の代表、作業療法士の岡本宏二さんは、動(運動)を担当。サーカスの道化師、漫才役者の雰囲気をかもし出し、参加した人達をとりこにしてしまう。仮設住宅でも簡単にできる運動の指導だけでなく、閉じこもらないで人の集まるところに出てくることの大切さ、笑の効用なども話してくれる。「教養がある」よりも「今日、用がある」ことが、体、脳、心を動かすには大切なこと、とユーモアに話す。管理栄養士は、食(食事、栄養)を担当。各々の家庭環境、生活環境をふまえて、フライパンや鍋一つでできる簡単料理の実演、試食を行っている。この夏好評だったのが、刻んだ甘酢生姜をご飯に加えてすし飯を作る、「簡単ちらし寿司」。買い置きできるさんまの蒲焼缶、きゅうりを混ぜ込み、千切りみょうが、しそ、ごま、刻みのりをあしらったもの。火を使わず、手軽に作れて見栄えが良い。参加者全員で試食会、「美味しい」と笑顔が出たときには、私も嬉しくなる。長年慣れ親しんだ高齢者の食習慣は、なかなか改善が難しい。調理に塩遠藤医師の健康講話に耳を傾ける参加者作業療法士岡本さんのお話にみな大笑い