ブックタイトルグランドゼロ105号

概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

16イラク、改革への動きリカ・アルカザイル（ＪＣＦスタッフ医師）画期的なことです。イスラム国管理下のイラクとシリア（シャムまたはレバント）、首都バグダッドのゲイトまで１時間内にＩＳ（イスラム国）が侵攻し、ＩＳにコントロールされている国において、市民の政治への動きは麻痺していませんでした。２０１５年７月31日金曜日、イラクのバグダッドやバスラ南部で大きなデモが起こりました。疑問に思った人々が呼びかけ、イラクにはびこる汚職の横行と悪化した電気と水のサービスに反対してたくさんの人々が抗議行動を起こしました。誰もが驚いた事に、うだるような暑さの中、ダウンタウンのバグダッドのタハリール広場で、、デモ数千人が組織されました。２０１５年７月31日金曜日、政府は何千人もが集まったバグダッドのダウンタウン解放広場につながる道路を閉鎖することができませんでした。バスラの南部の港湾都市では、抗議が７月後半２週間、行われました。警察はデモ隊に実弾を発射して、一人の若い男を殺しました。シーア派の南部の他の都市では、反政府デモは、数万人に増えました。２週間で、電気のカットを含め、水質が悪い貧困層に拡大していき、バスラ、バグダッド、シークアール、バビロン、アルカドゥシア、カルバラとナジャフなどのいくつかの都市で続けて行われました。すべての人々は、汚職の横行に終止符を打ち、基本的なインフラを回復し、電気を回復したい、と言っています。彼らはイラクの熱波の中では、エアコンや清潔な水が必要だと主張しています。デモの数週間後に、ハイデル・アル・アバディ首相が計画案を提案しました。彼は、何百万人のイラク人にあがめられている聖職者グランド・アヤトラフ・アル・シスタニによって支持され、汚職をした人と国会議員の誰がデモを行うイラク市民