ブックタイトルグランドゼロ104号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

8ていることを訴え、やっと被害の実態が知られるようになったという。若いヤズィード教徒の男性は無理矢理戦闘員にされ、言うことを聞かないと殺され、女性は性奴隷にされている。若者たちの涙があふれていた。また別のバハルカ難民キャンプの14歳の少年マージド君は、骨肉腫の手術を受け、その後ISに追われ故郷のシンジャール山の麓から逃げてきた。骨肉腫のために左腕を切断しているが、診察の結果、他のリンパ節には転移が見られなかった。「今のところ経過はとても良い。治る可能性が大きいよ」男の子は泣き出して、「僕は幸せではない。帰るべきふるさとの家も学校もISに壊された。帰る家もない。骨肉腫に左腕も奪われた。僕は幸せではない」と泣いた。「なにになりたいの?夢は無いの?」と聞いた、「サッカー選手」サッカーボールを見つけて二人で蹴り合った。うまい。やっと1回だけ笑ってくれた。25歳のイラクの大きな部族の若者は自ら志願してISと戦うために戦場に行った。1日目にISに狙撃され足から腹部を打ち抜かれて、腸はぐちゃぐちゃになり、人工肛門を付けている。足の骨も銃弾で打ち抜かれ複雑骨折し、神経が切断されて足は全く動かない。骨折の手術はほぼうまくいっているが、しかし神経を結び合わせるテクニックのある医師が見つからない。うまく神経を繋ぎ合わせないと歩くことができないと説明すると、若者は涙を落とした。部族の屈強そうな男達も30ヤズィード教徒の窮状を語るヴィアン・ダヒール議員ISの襲撃で半身不随になった青年を診療する深谷医師