ブックタイトルグランドゼロ104号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
15医療チームのアルビル滞在中に移動診療所を持っている現地NGO団体「Peace and Hope」と協力し、郊外の避難民居住区カスナザーン地区を移動診療所と共に試験的に訪問し、鎌田理事長や飯干看護師らが診療をサポート、また現場の様子を視察しました。健康講話会の実施また国内避難民を対象に健康講話を行いました。キャンプ生活という厳しい状況で、『どのようにして健康を保ち、元気でふるさとに帰るか』かというのが講話の趣旨ですが、その中で鎌田理事長は以下のポイントを挙げました。「減塩」「野菜摂取」「運動」。またさらに、「人との絆を深めること」「生きがいを持つこと」が脳卒中や心筋梗塞などの慢性疾患を予防することにいかに有効かを、自身の長野での経験や統計的な医学的根拠を交えて訴えました。講演会はアインカワのマルチシムー二教会を会場として行われ、ミサに来ていた人々がそのまま残って参加してくださいました。会場からは質問や意見も飛び交いました。鎌田理事長が野菜を中心とした食生活を送るよう進言すると、聴衆の一人からは「せめてパーチャ(イラクではポピュラーな羊の煮込み料理)だけは見逃してください」という声があがるなど、終始、和気藹々とした様子でした。また「絆」や「生きがい」を持つという、一見すると当たり前に過ぎることも、それが「セロトニン」や「オキシトシン」という脳内物質の分泌を助け、免疫力を高め、幸福度を高めるということを医学的な観点から語り、聴衆の皆さんも深く聞き入っている様子でした。健康づくりは受身ではなく、自ら意識して、自ら決断し、自ら選択して作り上げていくもので、各々が主体的に行うものであるということも鎌田理事長の重要なメッセージです。今回の講話も避難民の方々それぞれが自分で意識して、積極的に健康づくりを実践していただくことを推進するのが目的です。もちろんこうしたことがすぐに定着することはなかなか難しいとは思いますが、できるだけ多くの人の意識に理事長の提案が根付いて避難民の方々が自主性を持って健康づくりを行ってくマルチシムーニ教会で講演する理事長と通訳するリカ医師