ブックタイトルグランドゼロ103号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

47業界は頑張って親の背中を押してくれているような気がします。これは政府の「車での移動を減らして公共交通機関を使おう!」という政策とのいい呼応例だと思います。下鉄でも必ずベビーカーや車椅子専用のスペースが確保されているので、よっぽどバスが混んでいて専用スペースが空いてない場合を除いては安心してどこにでも楽ちんで移動ができます。マインツの町中を走るバスには2台分スペースが確保されています。2台分の場所がいっぱいになっていても、3台目くらいは通路にお邪魔して乗せても文句を言われることはありません。私個人の経験でいうと、他の保護者や乗客が譲り合って場所を空けてくれます。ベビーカーの車輪が大きく、バスや電車も低床式のものがほとんどなので人の手を借りなくても乗降はできますが、それでも必ず老若男女いろんな人が手伝いましょうか?と声をかけてくれます。なので、ドイツ国内で親一人、子一人で移動するのは日本でのそれよりは体力的にも精神的にも随分楽です。ICEにも3歳までのこども優先コンパートメントがあり、ベビーカーをたたまなくてもそのまま乗せることができ、広々としたテーブルとソファー席があります。ドイツも日本と同様で安心してこどもを産み育てていける社会にしないと、人口が先細りして将来国がたちゆかなくなっていくことが明らかになっています。西欧の中ではドイツは子育て支援制度は大分遅れていると批判されることが多いのですが、それでも少なくとも交通機関サービスマインツのバスの中