ブックタイトルグランドゼロ103号
- ページ
- 40/60
このページは グランドゼロ103号 の電子ブックに掲載されている40ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは グランドゼロ103号 の電子ブックに掲載されている40ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
40その時あなたはどうしますか?ー大惨事から生き抜くヒントー神谷さだ子(JCF事務局長)2011年3月11日の大震災から、4年経ちました。JCF事務局がある長野県内も、長い揺れが続きました。そして、昨年長野県は、御嶽山の噴火と白馬地震に見舞われ、自然災害の怖さを実感しています。さまざまな局面から、3・11は私達にとって心に深く刻まれています。JCFはチェルノブイリ支援のつながりで、福島第一原発事故による被ばくから子どもたちを守る活動を継続しています。未曾有の地震・津波・原発災害によって失ったものへ寄せる愛惜の思いは、東北の方々にとってどんなに大きなものか、福島に出かけ、また、電話で話す方々から聞く言葉をとても重く感じています。が、4年という月日を経て、やはり震災直後とは違った声の質感が伝わってきます。未曾有の大震災から、明日に向かって立ち上がろうという、明るい声です。家族・親戚・隣人・家・仕事・共同体(村・町……)無くしたたくさんの物を両肩に抱え、将来を見つめようとする被災地の方々です。しかし、復興と言うには、まだまだ道のりは長い。そういった方々と共に、無くしてしまったからできる新しい社会を新しい価値観で作っていきたいと思います。2014年4月に発足した松本市の東日本大震災避難者支援ネットワークは、松本に避難されている方たちとの交流事業をこれまでに39回行い、この松本にいても、被災者の気持ちと困難な状況を共有し、将来、いつ起こるか解らない次の震災に備える学びの場をフォーラムで発表するTeamめとばの岡崎友哉さん