ブックタイトルグランドゼロ103号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
34食品に関するリスクコミュニケーション『食品中の放射性物質に対する取組についての説明会』に参加して三輪浩(Teamめとば室長信州大学名誉教授)1月22日に、長野市生涯学習センターを会場に、標記の会が開催されました。同じ日の午前中に開かれた県内の放射能測定所連絡会に続けて、JCF測定室からは中澤・三輪が参加しました。この説明会は、消費者庁の担当部局をまとめ役として、内閣府食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省、長野県の連携で、食品中の放射性物質対策に関して一般市民向けに説明するという主旨と理解しています。この長野での会と類似の組合せによる省庁・自治体連携での会は、フクシマ事故以後、全国各地でかなりの頻度で開かれてきたようです。「リスクコミュニケーション」というカタカナ言葉は最近よく耳にしますが、当日の運営から考えると、リスクの分析・評価を担当する食品安全委員会と、具体的なリスクの監視・回避・軽減対策を担う厚労省・農水省・消費者庁などの役割分担・情報交換が〝コミュニケーション”の実態のように思われます。開催地域の生産・流通事業者や一般消費者と意見交換を行う〝コミュニケーション”も大切ではないでしょうか。プログラムでは質疑応答の時間もとってあり、参加申込みの際に予めの質問を受けたにもかかわらず、実際には二三の質疑で時間切れとなった上、多項目の質問を提出しながら当日参加できなかったある参加希望者の質問の紹介も行われなかったのは特に残念でした。4つの部局からの説明の主な項目を以下に記します。1.内閣府食品安全委員会から『食品中の放射性物質による健康影響について』・放射線・放射能の基礎単位、内部被ばくと外部被ばく、健康影響評価累積線量100ミリシーベルト未満の意味2.厚生労働省医薬食品局から『食品