ブックタイトルグランドゼロ103号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

29ガラスバッジ説明会と3a!の活動鈴木洋平(3a!郡山)『3a!(スリーエー)郡山』の『3a!』という名前は、安全、安心、アクションの頭文字、3つのaという意味です。私たちの会員の多くは、福島県郡山市に住んでいます。郡山市は、事故を起こした東京電力の福島第一原発から西へ58km離れたところにありますが、ここにも2011年3月15日午後2時過ぎに放射性物質が降ってきました。それ以来、汚染されたままになっています。そこで3a!は「子どもたちを放射能から守りたい」と、2011年6月に主婦6人が集まって活動を始め、現在は130人の会員がいます。「子どもたちを放射能から守る」、この一点で、一貫してぶれずに活動を続けています。その主な活動は次のとおりです。〇専門医による健康相談会〇自主被曝検査の費用補助〇放射能測定室の運営〇ガラスバッジの貸与(JCF支援)○空間線量計の貸出(JCF支援)〇面的な線量マップによる放射線量の可視化〇講演会や座談会の開催〇弁護士による法律相談会〇西日本産野菜の頒布会〇行政への陳情と並行して市議会へ請願〇原発事故子ども被災者支援法の履行を求める国会院内集会への参加〇保養情報ステーションの運営〇保養の実施(JCF支援)このうち、JCF支援により行っている活動を報告いたします。◇ガラスバッジ今年2月16日に、JCFのコーディネイトで、ガラスバッジの国内最大メーカーである千代田テクノルにお越しいただき、勉強会を開催しました。週刊誌などで、ガラスバッジを医療機関の中などではなく、今回の原発事故で空間が汚染された環境で使用して判断の基準にしていることを疑問とする記事が掲載された直後だったこともありましたが、ガラスバッジの値が空間線量に比べて低いことなど、以前からお聞きしたいことがありましたので、事実を確認する目的で開催しました。メーカーでは、社員の方による説明に加えて、専門家によるリスクコミュニケーションのお話も準備されていました。後者のお話は今回の目的とは違う内容が多かったように感じましたが、社員の方のお話は、我々の疑問に答えたものでした。社員の方からは、ガラスバッジの値