ブックタイトルグランドゼロ103号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
27JCFでは2011年の東北震災の2カ月後、放射能を見える化することで被曝を避け、できれば高汚染の土地からは避難して欲しいという思いで千代田テクノル社のガラスバッジを入手しました。それを福島県内の住民に装着していただき毎月装着者と面談して外部被曝線量を報告、行動記録と照合してアドバイスしたり、お住まいの線量測定や除染のきっかけにしてきました。ガラスバッジは本来、原発作業員やレントゲン技師などが自身の累積被曝線量を管理するために装着する物です。震災当初はガイガーカウンターもすぐには手に入らなかったので、ガラスバッジは放射能を見える化するために役立ちました。2011年5月から主に南相馬在住の妊婦さん、子供たちに貸与して、同じく南相馬市内で開業していた医師の故・高橋享平先生のアドバイスをいただきながら、時にはその数値を除染に役立てる事ができました。2012年後半から郡山市の住民にも装着して頂くようになりました。南相馬市、福島市などの行政もバッジを配布するようになり個人線量計装着が福島県内に広がりました。今年度は3a!郡山に関わる大人と子供、南相馬市内大人の合計40名が装着しています。そんな中、週刊朝日2月6日号に「個人線量計が最大4割低く表示、福島県内の子供が危ない」というタイトルでガラスバッジの線量が実際の空間線量より低く表示されているというスクープ記事が掲載されました。「空間線量より低い値の出るバッジを行政が斡旋するとは何事だ」、記事からはそのような意図が読み取れました。すぐにメーカーの方に問い合わせをした所、記事には誤解を招くような表現があった事がわかりました。しか千代田テクノルによるガラスバッジの説明会横内香苗(JCF事務局)3a!郡山でのガラスバッジ説明会