ブックタイトルグランドゼロ101号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

27全日程合わせて三日間の旅行で、1日目はサイトウキネンフェスティバルに参加しました。サイトウキネンフェスティバルは世界でも指折りのクラシックの祭典。そのプログラムの一つ『子どものための音楽会』を、長野県の小学生に混じり特別に鑑賞させていただきました。『子どものための音楽会』では、小澤征爾氏さんが指揮を振るのを見れるかもしれないと聞いていました。私は興奮し、とても楽しみにしていました。会場のキッセイ文化ホールでは、やや高めのところに席をいただき、オーケストラを一望できました。さらに嬉しいことには、小澤征爾さんが登場して下さいました。小澤さんの指揮による演奏CDは度々聴き、感動していたので、生でその指揮を見ることができ、嬉しさとともに生でしか味わえない小澤さんの繊細な表情や、オーラを感じました。また、『子どものための音楽会』という題名の通り、普段のオーケストラのコンサートとは違う、ややくだけたエンターテインメント的なコンサートで、楽器特有の性格をよく生かしたパート紹介や、若いオケマンの個性がよく現われたパフォーマンスがありました。サイトウキネン塾生による演奏ということで、ベートーヴェン第九交響曲などでは、遮られることのない明るい響きでした。さらに、第九交響曲第四楽章での合唱を担当していた、松本市民合唱団。プロと張り合うだけの実力を持つ合唱団があるという松本市の芸術レベルの高さを感じました。その後、次の公演鑑賞の前に、JCF理事長の鎌田さんや事務局スタッフの皆さんとジュニアフィルのメンバーで食事をとりました。チェルノブイリやイラクの現地の医師の話や鎌田さんの経験談などを聴き、様々なことを考遠くで起きている本当のことは伝わりにくい塩原爽太(高2ジュニアフィル団長)会田中での演奏のためにファゴットの練習する塩原君(中央)