ブックタイトルグランドゼロ101号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
19郡山ジュニアフィルハーモニーオーケストラは創立38年。今年23回を迎えるサイトウキネンフェスティバルよりはるかに古い。計画を進めてゆく中で、JCFに関わっている方のご縁で県や教育委員、そしてサイトウキネン事務局も協力して下さった。事務局長と共に企画書を持ってサイトウキネン事務局を訪問した際は突然の提案にもかかわらず、事務局長の寺沢さんから前向きなお返事をいただいた。イメージが現実味を増して来た頃、事務局長と郡山を訪問し、ジュニアフィル会長の佐藤さんや副会長の石井さんらとも面談した。震災直後は練習もできず、再開できたのは2011年5月だった。その年は合宿も定期演奏会も行うことが出来なかったそうだ。音楽保養の提案には「9月の定期演奏会に向けての合宿にもなる」と皆さんとても楽しみにしている様子が伝わり、こちらとしても計画に力が入った。サイトウキネンフェスティバルのスケジュールとジュニアフィルの都合を考慮して、8月21日?23日までと日程も決まり、オーケストラメンバーとその保護者、指導者も含め45名が参加を名乗り出て下さった。資金はJCFを応援してくださる方からの寄付金と長野県地方事務所で募集していた「地域発元気づくり支援金」の助成金で賄う計画も同時に進めた。お陰さまで7月末に助成金の選定にも通り、グランドゼロやチラシ、ブログ、県のみらい基金でも寄付を呼びかけた。ジュニアフィルから「可能ならばサイトウキネンオーケストラのメンバーに演奏を教えていただきたい」というリクエストがあり、サイトウキネンフェスティバルの実行委員会が色々と配慮してくださったがスケジュールの都合上結局実現には至らなかった。地元の子供たちとの交流も行いたいと思い、四賀村の会田中学に提案したところ、校長先生が快く応じて下さり2日目に交流演奏会の開催が決まった。問題は、大きな楽器の運搬をどうするかだった。楽器運搬専用のトラックを借りるのは予算的にも無理があったのでその部分はサイトウキネン事務局が松本市内で貸し出ししてくださる学校を探して下さった。幸いなことにチェロ3台は松本秀峰中等学校、コントラバス3台は女鳥羽中学校、バスドラム、スネアドラムは演奏会会場である会田中学校からお借りできる事になった。運搬には会田中学とご縁のある市内の会社社長である佐々木さん、そしてチームめとばのメンバーが引き受けてくれた。また四賀村の支所長さんが譜面台28台の貸出を約束してくださり演奏会の準備は滞りなく進んで行った。