ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

78ドイツ・マインツの脱原発便りハインドルフ・セバスチャン著『フクシマからの声』─後編─木下広志訳前編で紹介した「フクシマ」テキスト翻訳イニシアティブの必要不可欠な内容として、原子力及び、原子力エネルギー、それに関連する多くの問題に関する政治的議論内容を批判する日本の反対運動の紹介があげられます。例えば新しく芽生えつつある国家主義、2013年に公布された特定秘密保護法、開催が決定されたオリンピックゲームの背景を批判的にさぐっています。フランクフルトとライプツィヒ大学の先生と学生はそれらをテーマとした書籍を既に2冊出版しました。『「フクシマ」の後の日本─危機におけるシステム』という本は、政治経済的な観点による原子力エネルギーの受け入れ、メディアによる危機解明、ならびに日本における“新しい批判的な一般大衆”の形成に関する様々な洞察を与えています。『読本フクシマ』においてはその他に、今回の災害の脈略においてさまざまな分野(例‥『Chim↑Pom』の例に見るフクシマ後の日本における芸術/リサムント(修士課程))を研究している日本学の先生と学生による学術的な文章が公表されています。「フクシマ」テキスト翻訳イニシアティブの明白な目的は“Making Things Public. ?民主主義の雰囲気?”(カー5月にミラノで開催された在欧州日本人チームのサッカー大会に参加したマインツ友の会