ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

752福島報告(横内香苗JCF事務局2011年8月より毎月福島訪問)*JCFは、2011・3・18に、倉庫に支援物資を集め始め、3月20日に福島県南相馬市へ。*寄付により、ガラスバッジ(積算線量計)を50個購入。5月からガラスバッジを装着してもらい、放射能の見える化を図る。数値を1カ月ごとに病院へ報告し、それにより、生活パターンを変えてもらったり、線量の高い所を除染チームにつなげたりしている。*ある母親の月ごとの線量を見ていくと、保養に行った月と積雪の多かった月は、ぐんと線量が下がっている。*保育園での子どもの様子の写真(2011年9月)。皆で外の階段の上に立っている子ども。この段より下に降りてはいけないと言われているという。(その段の下は、グランドか道路)外で遊ぶ時間は、一日30分。*都路村も含め、20基以上の焼却炉建設が予定されているので、今後は、予定地の人々へもガラスバッジ装着を依頼していく。ガイガーカウンターの貸し出しを予定している。(グランドゼロ99号横内さん記事)「目に見えて変わったことはやはり街の様子の変化です。外に出る人が増えました。新しいお店、再開した店舗、企業もあります。警戒区域解除になった地域もあります。空間線量が少なくなったので自転車で外出する方を多く見かけました。地元に戻ってくる人も増え、一見事故がなかったように日常を送っているように見えますが、実際にアンケートをとってみると数値に表れる放射能をまったく気にせずにはいられないようです。街中にできた室内の遊び場で子どもを遊ばせたり、県外に保養に出かけたり、放射能を意識しながら生活の工夫をしています。野菜を自ら栽培し、測定したものを食べている方もいました。大人のホールボディカウンター検査は一度受けると2度、3度受ける人はいないそうです。大人がバッジをつ福島報告をする事務局横内香苗(中央)