ブックタイトルグランドゼロ100号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
74せん。どの研究者も結論は出せないでしょう。将来にわたった観察が必要になります。福島も同じだと思います。』すべての疾患に関して、ステパノーバ医師は、『重篤なケースはないし、現時点で被曝と関係があるとはいえない』と慎重な回答でした。」(グランドゼロ99号より』)キエフ市訪問事故で移住したウクライナの避難民は、4万人。キエフ市の高層アパートに暮らすゼムリャキ(ゼムリャ=大地)という団体を訪ねる。ゼムリャキたちをまとめる活動を25年やっているタマーラさんを中心にインタビュー。タマーラさんの活動の中心は、ゼムリャキたちの健康管理。(以下、グランドゼロ99号の神谷さだ子事務局長の文章から)「集まっては、ヨガや民間療法、健康的な食事について学んだりしている。健康増進のためのマッサージ器も設置されている。語学のサークルでは、英語・ドイツ語の他、日本語のプログラムがある。ロンドンから年に2回、1カ月ほどボランティアが滞在して、日本語、日本文化を教えている。また、重い障害を持っている人やがん患者、貧困者のための『SOSプログラム』、チェルノブイリ原発事故との因果関係が認定されている子どもたちに向けて行うサポート活動『チェルノブイリの犠牲者の子どもたち』というプログラムも組まれている。ゼムリャキの中には、障害者認定を受けている人たちも多く、メンバーの健康状態も悪化しており、団体の名前も、『チェルノブイリ障害者市民団体』としている。当日お会いした人たちにも、狭心症・心臓疾患系の病気・循環器障害を訴える事故収束作業者がいた。その方々には、医療支援をメインに行っている。彼らは年金が少なく、給料も少ないため、ゼムリャキが、薬品やビタミン剤の提供を行っている。被曝者に対するウクライナの医療環境はとても悪い。入院するとき、医師から用意する物資リストを渡される。それには、シーツ、注射器、脱脂綿、食事などが記載されていて、全部自己負担。約3000~4000グリブナかかる。しかも年に2回くらい入院の必要な人が多いので、家計の負担は大きい。その他に普段の内服薬がかかるという。」国井さんの「私の思うこと」*小児も大人も甲状腺がんのチェックを!*食品中の放射線量の表示を全食品に!*年に数回、子どもは「保養」に出すように!