ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

67・骨髄性白血病の4割は移植をしなくても治る確率が高い。・2才から6才の子どもに対して遺伝子診断をすることで治る可能性を親にも伝えるように現場に伝えた。劣化ウラン弾との関係があるのか無いのか、ヨルダンとイラクの白血病の遺伝子診断で比較をしようと思ったが、ヨルダンはイラクの人口の1/10で、白血病の患者の血液が集まらなかった。(ヨルダンをコントロールに選んだのはイラクと同じ民族構成であるため。)リカ先生が帰国したので、ランクス1遺伝子の異常を調べるため(白血病の手前の骨髄異形成症候群の子どもがイラクに結構いるそうなので)のサンプルを集めて、エジプトのドクターに比較のサンプルを依頼する。サンプルを検査して次に繋げたい。アルビルに検査ラボができれば、正確な分析検査能力があるリカ医師が後輩を指導しながら、結果を各病院に還元していけるが、現在はアルビルの治安が悪く不可能である。佐藤真紀(JIM─NET)今後もイラク政府に頼っても無理なので、ナナカリ病院など拠点となるところを設けたい。イラクは難しい。医師も政府に提言することを拒む。サルマ先生が居る限り、司令塔になってやって欲しい。鎌田理事長井下医師から、来年4月にヨルダンでアジア小児白血病学会が開催されるので、小池医師に、リカ先生の研究を報告して欲しいと依頼があった。4.2013年度決算報告〈事務局・中澤啓子〉・寄付が、昨年度より580万円少なくなっている。・ベラルーシへの医療機器支援額が予算より減ったのは、小型の心電計を贈ることになったためである。・がんばらない事業費は伸び悩んでいる。〈上原会計事務所・一由さん〉NPO法人は活動ありきで、寄付は活動を賄うためのものである。当期正味財産増減額980万円マイナスの部分は、福島震災からの経過とともに寄付が少なくなっているのも原因である。震災直後は福島支援寄付が3千万円あったが今期は1千万円だった。JCFの様々な活動に対して寄付をいただけているのは知名度も高いからだと思う。JCFの活動を見ると活動経費には2千万円ぐらいかかるので、3千万円の預金は必要かと思う。収益事業(CD・寒天)に関しては今年度は新発売商品もあり、収益増に期待する。また新しい商品の販売はJCFを知っていただくきっかけにもなる。認定法人のうち長野県の認定を受