ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

56測定室近況中澤啓子(事務局)車の放射能測定5月中旬、福島で使われていた軽トラックの線量測定の申込があった。中古車販売店で「いわきナンバーの車だが除染をしてあるから大丈夫」といわれ、その車を購入したとのことでした。しかし購入後不安になり、JCFに測定を依頼されました。最初サーベイメータで測定しようと車に近づきスイッチを入れるとサーベイメータの通常設定値0.3マイクロシーベルト/時(松本空間線量は通常0・09マイクロシーベルト位)の針がいきなり振り切れました。もう一度やり直してスイッチを入れ直しましたが同じ結果なので、高い数値も測定できるように設定値を1.0マイクロシーベルト/時に設定しなおし近づけると0.6マイクロシーベルト/時を示しました。試しに周りの事務局スタッフの車に近づけるとぐっと値が下がります。車内も測定しましたが、やはり0.4~0.8マイクロシーベルトを示します。ガイガーカウンターも使用し荷台においてみると0.8~1.0マイクロシーベルト。車全体がこのような状態でした。車の除染には、除染マニュアル等もあるようですが、どの程度まで数値を下げて除染完了としたのかは測定条件(測定器、バックグランド等)が違うので一概には判断できません。しかも今回の車の汚染状況で体にどの程度の影響があるのかもはっきりとはわかりません。しかし自分たち松本の車と比較すると明らかに線量が違うのは気持ちの軽トラックの線量をサーべイメータで測定ガイガーカウンターでの測定