ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

54も、震災から4年目の今がどんな状況なのか、知るきっかけになって欲しいです。JCFでは空間の放射線量を測定するカイガーカウンターを貸出しています。2013年度の主な貸出先は宮城県仙台市のワカメの会、福島県二本松市の同朋幼稚園、福島県郡山市の3a郡山、南相馬市の除染研究所、同じく南相馬市のじゅにあサポートかのんです。他に松本に避難している方が「帰省するときに持っていきたい」「家の線量を測定したい」「福島で支援活動を行うために貸して欲しい」と希望する時にも貸出ししました。ガイガーカウンターを利用された方にもアンケートを取りました。〈被曝を避けるために役に立ちましたか?〉ほとんどの方が役に立ったとお答えいただきました。しかしガイガーカウンターもガラスバッジも利用したからと言って、生活が大きく変化したわけではない事がアンケートを取ってみてわかりました。測って確認し気づいたらその場を避ける作業がいつまで続くのか?被災地の負担は計り知れません。事故後3年を経過してガイガーカウンター貸与プロジェクトも情勢の変化『安全・安心アクションIN郡山』に掲示されていた汚染地図により変化があります。放射線量の自然減衰もあり、低線量域を計測しやすいタイプの機器が求められる傾向が見られるというのがJCFボランティアスタッフである谷田部さんの見解です。福島では県内各地で行政が貸し出す窓口も設置されているそうです。朝夕テレビでは県内のモニタリングポストの測定値が放映され、それを見て確認されている方もいますし、ご自身で持っている方もいることから貸出しの需要が減ってきています。今後もガイガーカウンターが必要な方は事務局までご連絡ください。夏の保養プロジェクト今年も夏休みが近づいてまいりました。昨年JCFは福島県から33人の親子を招待し保養キャンプを行いました。参加者のお子さんは小学生と未就学児が多く、中学生や高校生の参加が