ブックタイトルグランドゼロ100号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
48慈悲の怒りあの日より見えざる雨の降るという南相馬の空は美し耕せぬ田畑に季節は巡りゆく空を映していぬふぐり咲くふたりして空をながめるすじ雲をうかべる空の青さに染まるひとつふたつみつよついつつむつななつ空に投げやる音の響きを柿若葉透かしてひかり降る窓は空をきりとり額絵となりぬただよえるはつかなる香に歩み止む杜若ゆれる道のかたわらくりくるみなつめいちじくゆすらうめ輝いていた子供時代よ荒れ田より嘆きの呻き聞こえくる水うるわしき青田よもどれふるさとを返せと叫びたくなりて外に出ずれば満天の星ごおごおと荒れ田をなぶり風がゆく空はどこまでもつきぬけて青