ブックタイトルグランドゼロ100号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
46「アンダンテ」という地元の短歌の会に交ぜてもらっている。欠席が多いので参加ではなく交ぜてといったほうがいいぐらいの会員だが年一回の合同歌集に載せていただくのも今年で三回目になる。締切が近づいたある日突然、一つの歌が湧いてきた。こみあげる怒りを内に留めおれば五臓六腑は静かに腐る殴り書きのように手帳に書きつけて自分でその激しさに驚いた。「怒り」そう、私の内には烈しい怒りがある。その怒りを表に出さなければ心が腐ってくる。そんな思いに突き動かされ歯止めをかけるのをやめようとおもったとたん次から次へと言葉が溢れてきた。核災はいつまで続く三年を経ても荒れ田の景色かわらずたわ言とほんとの言葉をないまぜに南相馬は三年すぎ慈悲の怒り高橋美加子(南相馬在住)