ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

ブラート・オクジャワ(1924?1979)訳・神谷さだ子誕生日に自分自身へのプレゼントそれから息子が持ってくる、声を出さずラッパを吹く歌と運命の真ん中にあるものそのものをそのままに詩作する私は隅にある暖炉の前にすわり老いたプードルが床に足を伸ばしているラッパ、かわいい息子、メロディを奏でる……心からいずるもの─すぐ燃え尽きないもの私たちは夜のモスクワを、空と大地の間を浮遊する誰かが黒い非難と怨恨を並べてもてあそぶ空虚な遊びではないように……今世紀を凝視しながら、わが子よ、私たちが手に入れるものは?何か吹いてくれ、巻き毛のわが子よ、夜にそのメロディーを私たちはひどく恐れてはいない幸いにも取り繕うこともないだろう