ブックタイトルグランドゼロ100号

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グランドゼロ100号

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概要

「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。

215月21日福井地裁が、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働差し止めを求める住民訴訟に対して、差し止めを命じる判決を言い渡しました。JCFはこの訴訟に具体的な応援はできなかったのですが、ちょうどグランドゼロ100号発刊の時にこの判決が出たことが何か大きなプレゼントのような気がしています。今後、安倍政権や原発稼働を進めたい政済界がこの判決を覆す動きに出るでしょうが、この判決文を私たちは忘れてはならないと思います。グランドゼロ読者の皆さまに是非全文を読んでいただきたいので、ここに転載いたします。(一般社団法人News for the People in Japanブログより、テキストを転載させていただきました)大飯原発3・4号機運転差止請求事件判決要旨主文1被告は、別紙原告目録1記載の各原告(大飯原発から250キロメートル圏内に居住する160名)に対する関係で、福井県大飯郡おおい町大島1字吉見1─1において、大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない。2別紙原告目録2記載の各原告(大飯原発から250キロメートル圏外に居住する23名)の請求をいずれも棄却する。3訴訟費用は、第2項の各原告について生じたものを同原告らの負担とし、その余を被告の負担とする。理由1はじめにひとたび深刻な事故が起これば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を及ぼす事業に関わる組織には、その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の信頼性が求められて然るべきである。このことは、当然の社会的要請であるとともに、生存を基礎とする人格権が公法、私法を間わず、すべての法分野において、最高の価値を持大飯原発3・4号機運転差止請求事件判決要旨