ブックタイトルグランドゼロ100号
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「グランドゼロ」は、訪問団やセミナーなどJCFの活動の様子、事務局からのお知らせなどを掲載した季刊誌です。
20れられてしまうのではないかと、すごく不安に思います。いまこの瞬間も、もとの暮らしに一刻も早く戻りたいと思っている人がいます。今日という日を生きるのに必死な人がいます。だからどうか、福島のことを、ときどきでもいいので思い出していただけないでしょうか。町に帰れるのか帰れないのか、私たち被災者は悶々とした日々を3年間も送っています。私が18年間暮らした町、私を育ててくれたふるさとは、簡単に姿を変えてしまいました。一時帰宅して、朽ち果てていく自分の家を見るたびに「もうこの家には住めないな」と、絶望感を感じます。でも、私のふるさとは楢葉でしかありません。20年の人生のうち、18年をそこで過ごしました。自分の出身は福島だよと、胸を張って言いたかったです。お盆や正月には、みんなと同じく実家に帰省したかったです。私は、安全なところに安心して暮らしたい、ただそれだけです。将来は健康な子どもを産みたいです。自分の子どもには、同じ原発事故に遭ってほしくないし、ふるさとも失ってほしくないと思っています。私はみなさんにも、安全なところに安心して暮らしてほしいです。もう原発事故の被災者は見たくないし、もうだれにも、同じような想いはしてほしくありません。わたしは、原発はいらないと思っています。将来の日本に、この原発という負の遺産を残してはいけないと思います。3年前のフクシマの事故を教訓にして、原発をゼロにすること。それが、今の日本がすべきことではないでしょうか。私は脱原発を強く訴えます。全国で声を大きくして、みんなで原発をなくしていきましょう。