イラク国内避難民支援訪問団報告 4月9日

4月8日に出発し、17日に成田に帰国したJCFイラク国内避難民支援訪問団の現地での活動を報告します。

<4月9日活動報告>
◎マルチシムーニ教会クリニック
ベフナーム神父、ディアナシスター、ナガム先生らが迎えてくれた。
コンテナが順序良く配列され、小児科・内科・歯科・ラボ・薬剤室に分けられている。
診療は、9時から12時まで、到着したのが12時頃だったためほとんど患者はいなかった。
しかし、約半年で、ここまでに整備したベフナーム神父様達のコーディネイト力に脱帽です。
ナガム先生―リカァ先生から、教会の中に窮屈にごろ寝してこられていた写真をみてきたので、感慨ひとしおです。
しかし、これから、コンプレクスで家庭訪問をすると問題の大変さが、痛く実感された。

マルチシムーニ教会近くのコンテナ避難所

マルチシムーニ教会近くのコンテナ避難所


◎教会近くのコンテナ避難所(アシュティ)
アディオ・ハーナさん(50才) 4人家族
高血圧・肝臓が悪い・膠原病・精神疾患・・・ナガム医師による
ベッドの下から、たくさんの薬を出して見せてくれた。
<原因>
    精神的な不安・・・避難所生活からの不安と先の見通しのない不安
    食生活が非常に脂分が多い。
◎アインカワモール
建設中だったショッピングモールに400家族約2000人が生活する。
アンバール県からモスル、ハイテナック地方からマルハバホールと4回引っ越した。こどもを5人抱えた家族にインタビューした。
母は40才だが、クリスティーナという3才の娘さんがISに誘拐された。
最近、無事である事が解ったが、心配で落ち込んでいる。
非常に消耗しており、一見70歳以上に見えた。
トイレ・シャワーは1階にあり、とても不自由している。
胸に炎症があるのは、室内の換気が悪く、埃っぽい事が原因かもしれない。
リカァ医師から、日中に衛生状態が悪く、中に入るのを止められた、と聞いていたが、納得できた。
夫は目が見えない。数珠のような物を絶えず手で一つ一つまさぐっていた。
それが彼の一呼吸一呼吸のように感じられた。
この状態で、どういう将来像が描けるというのだろうか。
アインカワモールショッピングモールに400家族約2000人が生活

3歳の娘さんをISに誘拐されて母親は憔悴していた


午後、スレイマニアに向かうとのこと。目的は、米国人医師(?)をスレイマニアの病院に紹介する。
宗派間対立の問題を、出口のない絶望的な状態である、と見ながらも、希望を見
出したいからこそ、行動すると言っていた。

◎アマールコンプレクス
ザマーハ 24才 モスルの医科大学5年生の時、ISの侵攻があり、脱出した。
スレイマニア医科大学に編入できるが、避難民生活では、学費生活費が出せない。
年間十万円から三十万円(交通費・食費・生活費・学費すべてを含む)で、医師にな
れる。キャンペーンを企画して応援したい!
子どもたちに希望を持ってもらうために多くの子どもたちの通学を補償していく。

アマールコンプレクスで避難生活をする医学生

アマールコンプレクスで避難生活をする医学生

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